保育士の悩み

geistesgeschichte - 保育士が実際に体験した保育現場の悩みを語ります。
著者:群馬県20代女性保育士
参照:転職しようか悩んでいる保育士さんが、安心して応募できる『審査済の求人』だけを掲載している保育士の求人情報

サービス残業が多過ぎる保育士、それでも続けたいあなたへ

      2016/11/28

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*11月28日更新*

 

保育士は、小学生の将来なりたい職業ランキング5位に常に入っている人気の職業です。

ところが、保育士をめざして資格を取っても実際に職についていない潜在保育士は76万人もいると言われています。実際の仕事量が給料に見合っていない、というのが大きな理由。

確かに、子どもと接する以外の雑用の多さに「こんなはずじゃなかった」と嘆きながら残業を続けている方も多いでしょう。

その残業もほとんどが、手当のつかないサービス残業ですから、これじゃ、やってられないと思う気持ち、よく解ります。

子供が大好きで憧れの職業についたはず、出来ることなら初めの気持ちを大切に生き生きとした保育士のままでいたいですよね。

ここでは保育士にはどんな残業があるのか、その改善策はあるのかを考えてみたいと思います。

保育士の業務と残業の根深い関係

保育園の勤務体系は、早番、中番、遅番のシフトに分かれています。でも早番で上がれたとしても定時に帰れる日はほとんどないのが現状です。

保育日誌を書いたり、翌日の保育準備、子どもの制作物の下準備などをしていると、30分から1時間の残業は当たり前。他にも担当保育室の掃除や季節ごとのボードの飾りつけなど、保育時間内に出来ない雑用も多く、熱心な保育士ほど残業量が多くなります。

新人だったら先輩の保育士が帰るまで席を立てないといった職場もありそうですね。

遅番の保育士は、お迎え時間に遅れた保護者を子供とふたりっきりで、ずっと待っていなければなりません。遅れたうえにお喋り好きな保護者の会話にいつまでもつき合わされたり、保育士の日常の残業は本当にきりがないのです。

 

行事の前には、深夜まで残業することも

保育園の年間行事は、両手の指では数えられないほどあります。

入園式、運動会、盆踊り会、お泊り会、お誕生会、お遊戯会、クリスマス会、まだまだ他にもたくさん。

行事の準備で残業し、それが終わったらまた次の行事の準備と続いて行きます。

特に残業が多くなるのは、お遊戯会や運動会の前で、舞台の大道具や小道具作り、衣装作りなど、深夜になってしまうこともままあるのです。

子どもや保護者に、より良いものを提供しようとすると、やはり熱心な保育士ほど残業量は多くなります。

他には、休日には手当のつかない研修会なども残業に入りますね。

残業を気にする保育士さん

それでもやっぱり続けたい保育士の魅力

乳児から保育している園では、0歳から卒園までの長期間、子どもの成長を見ているわけですから、我が子のような愛情を感じるでしょうね。

睡眠時間を除けば父母より長い時間、子どもと接しているので、乳児保育なら最初の言葉や最初の一歩を親より先に目にしたり、子どもとの感動秘話で盛り上がったり出来るのも保育士の魅力のひとつ。

日々の成長や出来なかったことが出来るようになった時の子どもの笑顔、それを手助けしている保育士は、やはり他の職業にはない感動や喜びに満ちています。

 

保育士を続けるには、仕事の効率化と断る勇気を

新人の頃には、四苦八苦していた保育日誌も慣れてくると、短時間で仕上げられるようになります。自分の仕事を見直して、自分なりのルーティンを作り効率化をしていくことで、残業も少なく出来るでしょう。

子どもと接する保育時間がいちばん大切、他の雑用はいい意味での手抜きも必要です。

先輩の保育士が残業をしている時は、「お手伝いすることはありますか」と一声かけて、ないのならきっぱり帰ってもいいのです。

休日は身体を休める日、ストレスを発散させる日と考えて、研修に誘われても自分に必要がないと思ったら断る勇気を持ちましょう。

悪しき習慣は、どこかで断ち切らなければずっと続いていくことになってしまいます。

(著者:群馬県 20代女性 保育士)

まとめ

大好きな保育の仕事も、残業の多さで身体をこわして転職を余儀なくされたら元も子もありませんね。

それでも続いて行くようなら、保育士が足りないと言われている今、他の保育園を探してみることもありかと思います。

残業を極力なくそうとしている園、残業に手当をつけている園など、待遇改善をはかっている保育園も少なくないのです。保育士仲間の口コミなどを利用して考えてみるのもありかと思います。

積もり積もった残業で「保育園行きたくない」と思ったら

夜遅くまでの残業でしっかり眠れないまま朝起きて、「今日は保育園行きたくないな・・・」と思った経験はありませんか?

それは、身体からのヘルプサインです。

保育士は、つらいことや体力の限界があっても、「子どもたちのため」と無理をしてしまう人が多いと言われています。

でも、子どもたちの安全を守るためには、まず保育士の先生自身が満足して働ける環境が重要なんです。

サービス残業をすることが普通、という風潮だった保育園業界も、保育士不足を受けて少しずつ変わりつつあります。きちんと残業代が出る「あたりまえの環境」が整備されるようになったり、残業をしなくてもいいようなゆとりある保育士の配置を実践している保育園も出てきています。

そんな変わりつつある保育業界で今大切なのは、「保育士が、自分で自分の環境を選ぶこと」だと思います。つらいこと、おかしいこと、理不尽なことはきっぱりと「おかしい」と言い、自分にとって一番良い環境を選んでいくことです。

「もう保育士辞めたい」と限界まで追い詰められてしまう前に、少しだけ他の保育園のことをのぞいてみませんか?
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保育園に行きたくない保育士

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参考:保育士転職を考えてみたい人向けの転職お役立ちコンテンツ